精油を1人ひとりに合わせてブレンド
自分の好きな香りで施術しませんか?
世の中には様々なアロマトリートメントサロンがございます。そんな中で、どこが自分に合ったサロンかを探して選ぶのはとても困難です!私たちサロン側で出来ることは「私たちのサロンのこだわり」を伝えていくしかございません。数あるサロンの中から選んでいただける様に「魅力」を伝えていければと思っています。
たくさんのこだわりがありますが、アロマトリートメントの施術には欠かせない「精油」の「ブレンド」について今回はお話ししていきます。
精油(エッセンシャルオイル)とは?
精油とは
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものである。
※ 産地や生産条件などにより異なります。
引用サイト:アロマ環境協会「AEAJのによる精油の定義」(2021.11.14現在)
valanでは基本的に、日本アロマ環境協会の定めるアロマの取扱方法に準じて提供しております。
精油 = エッセンシャルオイル
間違われている認識として多いのは、香りがするものを何でも精油と呼ぶ方がおりますがこれは間違えです!従って、香りがするものを何でもエッセンシャルオイルと呼ぶことも間違いとなります。植物の花や葉、果皮、根、皮などから様々な方法で抽出される疎水性の油です。国によって精油の定義や規格は違いがあり、正解で統一化されていません。最も信頼性の高い企画として「フランス規格化協会」による規格がありますが、基準に合致しても100%天然であると保証されるわけではなく、100%天然であっても、組成成分が基準に合致しなければ規格外と判断されるようです。ちなみにフランスでは精油を薄めて飲むという治療法もありますが、日本での精油の位置付けとしては薬事法で規定する医薬品などの許可を受けていないため、日本国内において「雑貨」扱いです。飲んで体調が悪くなっても自己責任となります。
私たちのサロンでは生活の木の「精油」を施術に使用しております。アロマが少し好きな人であれば知っている方が多いと思います。サロンで使用する物はこだわればいくらでもありますが、身近で皆さんに分かりやすい物であるべきという考えから日本でも有名な生活の木の素材を多く使わせて頂いております。
アロマトリートメントにブレンドする精油
アロマトリートメントの施術では植物油に精油をブレンド(混ぜて)して肌に塗布して使います。
良く言われることがあります。「精油ってそれしか入れないんですね!?」アロマに詳しい方ならご存知だと思いますが、トリートメントの際に使用しても問題が無いとされる精油の量は一応定められています。もちろん、たくさん精油を入れれば香りは強くなりますがたくさん入れれば効果が高くなるという結果にはなりません。
アロマトリートメントで安全だとされて精油の希釈率は「1%」とされています。精油の種類によってはもう少し高濃度で使用しても安全なものもありますがおおよそ「3%」程度までが良いかと思います。一般的な60分全身アロマトリートメントでは大体30ml程の植物油を使用します。それの1%ですと「0.3ml」となります。精油の種類によって異なりますが「1滴0.05ml」の物が主流です。そうなると施術に混ぜることのできる精油の量は?
精油1% = 0.3ml = 6滴
難しい話になりましたが、サロンでは精油を節約しているわけでもなく、ケチっているわけでもなく、安全性を考えて正しく使用している結果が少量なのをご理解ください!精油はブレンドして使っていくことがほとんどだと思います。3種類の精油をブレンドする場合は、各精油2滴になるので「少なっ!!!」と思われても仕方ないですね。ちゃんと上に書いたような説明が出来ればお客様も気持ち良く納得して施術を受けて頂けるかもしれませんね。
一人ひとりに合わせて毎回精油をブレンド
数あるアロマトリートメントサロンでもトリートメントオイルの使い方は様々です。一番多いのは、すでに香り付け(ブレンド)されているトリートメントオイルが何種類か用意されていて、そこから好みの香りのオイルを選択するパターンです。この方法はアロマを楽しみたい、アロマの効果効能を最大限に得たいというお客様にとってはデメリットです。しかしメリットもあります。オイルのロスを少なくすることもできるし、既製品で済む場合もあるので施術料金を安くすることが出来ます。
valanでは、毎回お客様の体調や気分、好みに合わせてブレンドする精油を決めます。私たちが言うのも恐縮ですが、これが本当はとても大変なことです。精油1つ1つに特徴があり、効果効能があるものをセラピスト全員が勉強していかなければいけません。しかし、お客様のためのアロマトリートメントを提供するサロンとしては譲ることの出来ない「こだわり」です。しかし、もちろんデメリットとなるのがオイルも使い回しができないので廃棄となりますし、精油を1本1本仕入れることから当然コストはかかるので施術料金は高くなります。
施術料金の違いはこういった細かい場所にも現れていうわけです。そういったご理解のもと、サロンを選んで頂いたお客様のために期待に応えられるようサービスを行っています。
体調に合わせてブレンドする
精油には、植物由来の効果効能があります。分かりやすく言えば「気分を上げたい精油」と「落ち着きない精油」は相対する精油です。夜にリラックスしたいのに「気分をあげる精油」をチョイスすれば自律神経は高揚した状態になるので質の良い睡眠は取りにくくなります。落ち込んでいる時に鎮静作用の強い精油を使えば、より気分は落ちてしまったりと、自分の体調に合わせて精油を選ぶことはとても大事なことです。
その日の気分によって精油は違う
自分の好きな香りがありますよね?サロンで働いていると面白いことに、毎回同じ精油を選ぶ方が少ないです。施術を受ける季節、時間帯、天気によって体調が左右されるように香りの好みもその時々で変わるということです。その日の気分、その日に好きな香りで施術を受けた方がより施術の効果もリラックス効果も上がると思いませんか?だから私たちは一人ひとりのその日の状態に合わせて一緒に選んであげることを楽しんでいます。精油を使用して施術を提供するアロマトリートメントの専門店としては、決められた香りから選ぶことはお客様ファーストではないと思っています。
難しいお話もありましたが、アロマトリートメントの施術に隠された精油の秘密について記事にしてみましたが、いかがだったでしょうか?精油の取扱もサロンによって様々です。valanのアロマトリートメントのこだわりが少しでも伝わる記事になれば嬉しいです。是非、そんなこだわりの詰まったvalanへお越し頂ければと思います。
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